スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SANTO TOMASの豚祭り 

12月21日は santo tomas。聖トーマスを祝うのですが。
どうやって?

一言でいうと、サンセバスチャンの街中に バスクの民族衣装である農夫農婦の格好をした人々があふれ、
みんな手に手に林檎酒、そしてチストーラというソーセージを食べまくるといった感じ。

もちろん これには意味があり、その昔 年貢を納めに首都へでてくるのがこの日で、
山から下りてくる農夫たち(だから 男性はみんなベレー帽に羊のふわふわチョッキ、女性は柄物の長いスカートの上下をきてるわけです。)相手に 市が立ち、そこで正月の買い物をして賑わったというのが由来。

今では 旧市街の広場の中心に野菜の市が立ち、その周りには ソーセージを食べさせる屋台がずらり。
目玉は 今年のミス豚ちゃん。人垣の奥に 大きなぶたちゃんが でーんと寝そべっています。
くじを購入するとめでたく豚がもらえるというので、それを買ったり。

街中が チストーラを焼く匂いに包まれるこのサントトーマスのお祭り。
今年は 雨だったので、メイン会場の中継は また来年ということで
これまた 冬の風物詩である、TARO(ターロ)についてお話します。



ENVENTOS INVERNAL 026_R
TAROをうる屋台はこんな感じで かなりバスクカウントリー風。凝ってます。
雨の中でもすごい行列でした。

ENVENTOS INVERNAL 017_R
山がちで平地に恵まれないギプスコア(サンセバスチャンが首都)の農家では やせた土地にとうもろこしが植えられ、主食は小麦粉でできるパンではなくとうもろこしの粉で作ったこのTAROだったそう。
年代モノのハコでとうもろこしの黄色い粉にお湯をまぜ、タネにまとめます。

ENVENTOS INVERNAL 011_R
このタネをぽいっと投げる先には 4人ほど伝統衣装のスカートを粉で白くしたおばさんたちが
鉄板の前に座り、リズミカルに円状に延ばし、それを焼いてゆきます。

ENVENTOS INVERNAL 022_R
ぷくう~と膨らんだTAROを手際よくひっくり返す。
こうして両面がやければ出来上がり、へらでひょいと隣にあるかごの中に投げ入れます。

ENVENTOS INVERNAL 009_R
これができあがり。あつあつをほおばります。
チストーラソーセージと 板チョコをはさんだものですが
地元チーズもあり、いろいろな組み合わせも可能。一つ4ユーロくらいでした。
評判のところのものは TAROが粉っぽくなく、しっかり火が通り、回りはかりかり、中はさっくりでなかなかのお味。

パンがなかったから 食べていたこのTAROを今常食とする家庭はもうないでしょう。
いまや 貧困とは程遠いバスク地方。
その名残は こんなお祭りの屋台フードにみられるばかりかもしれません。

 
スポンサーサイト
プロフィール

mendiohea

Author:mendiohea
山口純子 95年よりスペイン在住。結婚を機にサンセバスチャンに居を構える。
現在は 美食コーディネーターとして 料理学会の通訳や、テレビ雑誌のコーディネートに携わる。
一般の観光客むけに 美食倶楽部でのバスク料理教室や バル巡りなどをプロデュース。
菅原千代志氏と共著でスペイン美・食の旅 バスク&ナバーラをコロナブックス平凡社より出版。
お問い合わせ mendiohea@yahoo.co.jp 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。